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岡山県感染症情報メールマガジン ( 2023年7月14日 )
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■標題
感染症発生動向調査 週報・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報 の更新 について
■概要
感染症発生動向調査 2023年 第27週 の 週報・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報
をホームページに掲載しましたのでお知らせします。
【お知らせ】
2023年第26週の感染症発生状況(定点把握感染症)について、医療機関から修正報告があり、
第26週の週報等を2023年7月13日に修正いたしました。
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岡山県は 『 腸管出血性大腸菌感染症注意報 』 発令中です
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〇子どもの予防接種を確実に!
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による影響から、子どもの定期予防接種率の低下が懸念されています。
接種期間内の方は、早めに予防接種を済ませましょう。
予防接種に関する疑問点などは、お住まいの市町村にお問い合わせください。
◆ 夏休みに海外へ渡航される方へ ◆
海外には、日本国内に存在しない感染症が多くあります。
海外に渡航される場合には、渡航先の感染症に対する予防対策が必要です。
【出発前の注意】
・感染症に対する正しい知識と予防に関する対策を身に付けましょう。
・渡航先の感染症の発生状況に関する最新の情報や注意事項を確認しましょう。
・これまで受けた予防接種について確認し、予防対策が不十分なものがあれば、予防接種を検討しましょう。
【旅行中の注意点】
・生水、氷、カットフルーツ、サラダなど、火が通っていないものを飲食することは避けましょう。
・肌の露出を少なくする、こまめに虫よけ剤を使用するなど、蚊やダニに刺されないように注意しましょう。
・動物には、むやみに近づいたり、触らないようにしましょう。
(狂犬病や鳥インフルエンザなどのウイルスをもっていることがあります。)
・帰宅後は、しっかり手洗いをしましょう。
【帰国した後に】
・帰国時に発熱や下痢などの症状がある方は、空港または海港の検疫所に相談してください。
・帰国時に症状がなくても、その後体調が悪くなったときは、早めに医療機関を受診し、その際は必ず渡航先も伝えてください。
○海外へ渡航される皆さまへ!(厚生労働省検疫所ホームページ)
https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html
○海外感染症発生情報(厚生労働省検疫所ホームページ)
https://www.forth.go.jp/topics/fragment1.html
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岡山県感染症週報 第27週
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◆2023年 第27週( 7 / 3 〜 7 / 9 )の感染症発生動向(届出数)
■全数把握感染症の発生状況
第 25 週 5類感染症 梅毒 1名(30代 女)
第 26 週 2類感染症 結核 1名(80代 女)
5類感染症 侵襲性肺炎球菌感染症 1名(幼児 男)
梅毒 4名(20代 男 1名、30代 男 1名、40代 男 1名、50代 男 1名)
第 27 週 2類感染症 結核 4名(20代 女 1名、60代 男 1名、80代 男 1名・女 1名)
3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 4名(O157: 幼児 男 1名、20代 男 1名、30代 男 1名・女 1名)
5類感染症 梅毒 2名(20代 男 1名・女 1名)
■定点把握感染症の発生状況
○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で618名(定点あたり7.36人)の報告がありました。
【第28週 速報】
○腸管出血性大腸菌感染症 5名(O103: 小学生 女 1名、40代 男 1名、O157:小学生 男 2名、
O103およびO157:小学生 男 1名)の発生がありました。==============================================================================================
1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で618名の報告があり、前週から増加しました(定点あたり5.10 → 7.36人)。
詳しくは「☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報」および岡山県感染症情報センターホームページ
『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』をご覧ください。
2 腸管出血性大腸菌感染症は、2023年第27週に4名の報告があり、2023年の累計報告数は34名となりました(2022年の同時期:21名)。
岡山県は6月23日に「腸管出血性大腸菌感染症注意報」を県下全域に発令し、注意喚起を図っています。
詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『腸管出血性大腸菌感染症注意報 発令中!』をご覧ください。
3 梅毒は、2023年第27週に2名の報告があり、2023年の累計報告数は139名となりました(2022年の同時期:88名)。
2022年の年間報告数は県内で197名、全国で13,226名(2023年3月18日時点)であり、1999年の感染症法施行以降で最多でした。
2023年の全国の発生状況は、第26週までの累計報告数が7,448名(2023年7月5日時点)であり、
最多であった2022年の同時期:5,810名を上回っています。
今年は全国、県内共に、前年をさらに上回る勢いで報告があり、注意が必要です。
また、2023年の全国の先天梅毒の発生が、第26週までの累計報告数で20名となり、近年の年間報告数20名前後に既に並びました。
詳しくはコラム「梅毒(性感染症)に気をつけましょう!」をご覧ください。
4 RSウイルス感染症は、県全体で193名の報告があり、前週から増加しました(定点あたり1.85 → 3.57人)。
過去10年間の同時期と比較して、最も多かった2021年と同じような傾向で多い状況です。
全国でも第19週以降増加が継続しています。
この感染症は、大人は軽い風邪程度の症状で軽快しますが、乳幼児が感染すると重症化するおそれがあります。
有効なワクチンはなく、症状に応じた対症療法が行われます。
病気の特徴、予防法は次をご覧ください。
→ 『RSウイルス感染症とは』(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/317-rs-intro.html
『RSウイルス感染症Q&A』(一般向け)(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
5 ヘルパンギーナは、県全体で204名の報告があり、前週とほぼ同数でした(定点あたり3.96 → 3.78人)。
地域別では、岡山市(5.57人)および備中地域(5.57人)、倉敷市(4.82人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
全国でも第19週以降増加が継続しており、過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。
この感染症は、夏かぜの一種であり、例年7〜8月頃が流行のピークとなります。
特異的な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
病気の特徴、予防法は次をご覧ください。
→ 『ヘルパンギーナとは』(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html
『わかりやすい感染症Q&A』(一般向け)(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou16/01.html
☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で618名の報告があり、前週から増加しました(定点あたり5.10 → 7.36人)。
地域別では、備中地域(12.08人)、倉敷市(11.44人)、備北地域(10.83人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
年代別では、10代以下の年代で前週から大きく増加しました。
今後の全国の流行状況の見通しとして、過去の状況等をもとに、患者数の増加傾向が継続し、
夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性が指摘されています。
基本的な感染防止策(効果的な場面でのマスク着用、手洗い等の手指衛生、換気、3密(密閉・密集・密接)の回避、
健康的な日常生活、ワクチン接種、体調不良時の備え)に留意し、自主的な判断により実施しましょう。
→ 『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
その他コラムは・・・
『食中毒予防の3原則 岡山県は腸管出血性大腸菌感染症注意報発令中です!』
『風しんの抗体検査(無料)を受けましょう!』
『梅毒(性感染症)に気をつけましょう!』
を掲載しています。
◆関連リンク◆
〇新型コロナウイルス感染症について(岡山県)
https://www.pref.okayama.jp/page/645925.html
〇新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
〇風しんの無料抗体検査が受けられます(岡山県)
https://www.pref.okayama.jp/page/380502.html
〇風しんの無料抗体検査(岡山市)
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000008413.html
〇風しん抗体検査について(倉敷市)
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/20725.htm
〇風しんの追加的対策について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html
〇風しんに関する疫学情報(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/2145-rubella-related/8278-rubella1808.html
〇“風疹ゼロ”プロジェクト(日本産婦人科医会)
https://www.jaog.or.jp/rubella/
〇性感染症(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/route/std.html
〇梅毒対策(岡山県健康推進課)
https://www.pref.okayama.jp/site/syphilis/
〇食中毒予防の3原則(岡山県生活衛生課)
https://www.pref.okayama.jp/page/detail-101780.html
〇家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00006.html
■「週報」 掲載ページ
https://www.pref.okayama.jp/page/99228.html
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
■2022/23年シーズン インフルエンザ情報(今シーズンのまとめ掲載)(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/630182.html
■予防接種情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/356399.html
岡山県健康推進課ホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/36/
岡山県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/
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発行:岡山県感染症情報センター(岡山県環境保健センター)
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