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みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和5年10月13日号です。
　このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査（週報）の速報やトピックについて発信します。

■感染症発生動向調査　週報（速報）
　岡山市内では、インフルエンザの定点あたりの患者報告数が減少していますが、全国平均では増加傾向にあるため、引き続き注意が必要です。

◇第40週（10/9〜10/15）で定点あたりの患者報告数が多かった疾患
１)感染性胃腸炎　67件 定点あたり4.79（前週　97件 定点あたり　6.93）
２)インフルエンザ　93件 定点あたり4.23（前週　137件 定点あたり　6.23）
３)新型コロナウイルス感染症 80件　定点あたり　3.64（前週　127件 定点あたり　5.77）

◇第40週（10/9〜10/15）の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を（　）で表記
新型コロナウイルス　　　3.64（5.77）　〔↓〕
インフルエンザ　　　　　4.23（6.23）　〔↓〕
RSウイルス感染症　　 　 0.07（0.07）　〔→〕
咽頭結膜熱　　　　　　　1.36（1.14）　〔↑〕
溶連菌感染症　　　　　　1.86（3.14）　〔↓〕
感染性胃腸炎　　　　　　4.79（6.93）　〔↓〕
水痘　　　　　　　　　　0.07（0.00）　〔↑〕
手足口病　　　　 　 　　1.43（2.57）　〔↓〕
伝染性紅斑　　　　　　　0.00（0.00）　〔→〕
突発性発疹　　　　　　　0.21（0.29）　〔↓〕
ヘルパンギーナ　　　　　0.57（0.64）　〔↓〕
流行性耳下腺炎　　　　　0.07（0.14）　〔↓〕
急性出血性結膜炎　　　　0.00（0.00）　〔→〕
流行性角結膜炎　　　　　0.20（0.60）　〔↓〕
となっています。
※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。

◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向（岡山市感染症情報センター）」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cUIN6f0f
◇感染症発生動向調査週報とは
『感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律』で規定された感染症のうち、インフルエンザや感染性胃腸炎などの定点把握対象疾患は、選定した医療機関（定点医療機関という）のみから報告され、患者数を調査集計することにより感染症の流行状況をモニタリングしています。
　定点把握対象疾患のうち、内科・小児科・眼科定点疾患は、市内の定点医療機関から毎週報告を受けており、1週間の患者報告数を定点医療機関の数で割ったものを定点あたりの報告数として集計しています。

【今週のトピック】感染症対策の基礎知識〜感染成立の3要素と予防策〜
　今週は、感染症対策の基礎知識として、感染成立の3要素と予防策についてお伝えします。一般的に感染症とは、病原体が体に入り込んで増えた状態をいい、感染は?病原体?感染経路?宿主（ウイルス等が寄生する相手の生物）の3要素が揃うことで成立します。感染症予防には、?病原体の排除?感染経路の遮断?宿主（ヒト）の抵抗力の向上が重要です。感染症について正しく理解し、感染症が広がりやすい冬場に備えましょう。
　〇厚生労働省ホームページ「感染対策の基礎知識」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cUIN6f0f

■感染症エクスプレスのバックナンバーについて
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　〇岡山市ホームページ「岡山市感染症エクスプレス　バックナンバー」はこちら
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