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みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和6年3月15日号です。
　このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査（週報）の速報やトピックについて発信します。

■感染症発生動向調査　週報（速報）
　新型コロナウイルスの定点あたり報告数は5週連続減少傾向ですが、このところ下げ止まり感があり、今後年度末に向かう中で、卒業や入学、就職など仁流の増加も予想されるため、引き続き場面に合わせたマスクの着用などの感染対策をお願いします。

◇第10週（3/4〜3/10）で定点あたりの患者報告数が多かった疾患
１)インフルエンザ　292件　定点あたり　13.27（前週　324件　定点あたり　14.73）
２)感染性胃腸炎　93件　定点あたり　6.64（前週　117件　定点あたり　8.36）
３)溶連菌感染症　78件　定点あたり　5.57（前週　87件　定点あたり　6.21）

◇第10週（3/4〜3/10）の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を（　）で表記
新型コロナウイルス　　　4.91（5.14）　 〔↓〕
インフルエンザ　　　　　13.27（14.73） 〔↓〕
RSウイルス感染症　　 　0.14（0.29）　 〔↓〕
咽頭結膜熱　　　　　　　0.64（0.57）　 〔↑〕
溶連菌感染症　　　　　　5.57（6.21）　 〔↓〕
感染性胃腸炎　　　　　　6.64（8.36）　 〔↓〕
水痘　　　　　　　　　　0.14（0.07） 　〔↑〕
手足口病　　　　 　 　　0.07（0.21）　 〔↓〕
伝染性紅斑　　　　　　　0.00（0.00） 　〔→〕
突発性発疹　　　　　　　0.14（0.29）　 〔↓〕
ヘルパンギーナ　　　　　0.00（0.00）　 〔→〕
流行性耳下腺炎　　　　　0.00（0.07）　 〔↓〕
急性出血性結膜炎　　　　0.00（0.00）　 〔→〕
流行性角結膜炎　　　　　0.00（0.00）　 〔→〕となっています。
※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。

◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向（岡山市感染症情報センター）」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cYUTCf9o
◇感染症発生動向調査週報とは
『感染症の予防および感染症の患者に対する医療に関する法律』で規定された感染症のうち、インフルエンザや感染性胃腸炎などの定点把握対象疾患は、選出した医療機関（定点医療機関という）のみから報告され、患者数を調査集計することにより感染症の流行状況をモニタリングしています。
　定点把握対象疾患のうち、内科・小児科・眼科定点疾患は、市内の定点医療機関から毎週報告を受けており、1週間の患者報告数を定点医療機関の数で割ったものを定点あたりの報告数として集計しています。

【今週のトピック】国内で麻しん（はしか）が増えています
　このところ、国内で相次いで、麻しん（はしか）患者の発生事例（海外からの輸入事例を含む）が確認されています。麻しん（はしか）は感染力が極めて高いウイルスで、空気感染・飛沫感染・接触感染など様々な感染経路で感染します。また、発症1日前から解熱後3日間は、他の人に感染させる危険が特に高い感染危険期間とされています。
　症状経過は、カタル期（2〜4日）・発疹期（3〜5日）・回復期（発疹期以降）に分けられ、初期症状（カタル期）に38℃前後の発熱や倦怠感、咳、鼻水、下痢などが見られます。発疹期には、口の中にコプリック斑と呼ばれる白い斑点が見られ、40℃前後の高熱や全身に赤い発疹が現れます。
　麻しんは予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる有効な予防方法です。麻しんの定期予防接種（第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間）をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。
　〇岡山市ホームページ「麻しん（はしか）について」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cYUTCf9o
　〇国立感染症研究所「麻疹とは」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?22cYUTCf9o

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　〇岡山市ホームページ「岡山市感染症エクスプレス　バックナンバー」はこちら
　https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?32cYUTCf9o

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