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岡山市感染症エクスプレス

みなさんこんにちは。岡山市感染症エクスプレス令和6年6月3日号です。
このメールマガジンでは岡山市の感染症発生動向調査(週報)の速報について発信します。

■感染症発生動向調査 週報(速報)
令和6年第21週(5月20日から5月26日)の岡山市の感染症発生動向
〇A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
・第21週の報告は69件(定点あたり4.93)で、第20週の報告の71件(定点あたり5.07)からわずかに減少しました。
・2023年9月頃より増加し、増減を繰り返しながらも、2018年以降最も報告数が多い状況が継続しています。
・扁桃の炎症を伴う咽頭痛に、前頸部の有痛性リンパ節腫大をともなうことが多いです。
・抗生物質による治療が推奨されています。
〇手足口病
・第21週の報告は43件(定点あたり3.07)で、第20週の報告は26件(定点あたり1.86)から増加しました。
・3週連続で増加しており、流行の兆しがありますので、今後の感染状況に注意が必要です。
・手のひら、足の裏、口の中や唇に2〜3mmの水ぶくれ様発疹が現れます。症状が落ち着いても便中に4週間程度排泄されます。
・手足口病の原因ウイルスはアルコール消毒が有効ではありません。手洗いを習慣づけ、感染防止に努めましょう。
〇RSウイルス感染症
・第21週の報告は13件(定点あたり0.93)で、第20週の報告は3件(定点あたり0.21)から増加しました。
・これまでは夏〜冬に大きな流行がありましたが、今年は4月初めごろから報告数が増加してきています。
・全国平均も増加傾向です。今後の感染状況に注意が必要です。
・乳幼児は気管支炎や肺炎など重症化することがあります。新生児は無呼吸発作など特に注意が必要です。
〇新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・第21週の報告は33件(定点あたり1.5)で、第20週の報告は27件(定点あたり1.23)からわずかに増加しました。
・2024年第5週(定点あたり12.77)をピークに第18週まで減少傾向が続いていましたが、その後3週連続で増加しています。
・小児の報告は少なく、成人の報告が3分の2を占めています。
・全国平均は定点あたり3.35(前週3.28)と増加しました。岡山県平均は定点あたり2.94(前週3.12)と減少しました。

◇第21週(5/20〜5/26)の定点あたりの患者報告数と前週との比較では
※前週を( )で表記
新型コロナウイルス   1.50(1.23)
インフルエンザ     0.00(0.05)
RSウイルス感染症     0.93(0.21)
咽頭結膜熱       0.86(0.57)
溶連菌感染症      4.93(5.07)
感染性胃腸炎      6.14(6.14)
水痘          0.07(0.00)
手足口病         3.07(1.86)
伝染性紅斑       0.00(0.00)
突発性発疹       0.50(0.36)
ヘルパンギーナ     0.36(0.29)
流行性耳下腺炎     0.14(0.14)
急性出血性結膜炎    0.00(0.00)
流行性角結膜炎     0.00(0.00)
となっています。

◇例年や前週までの感染症動向については下記のホームページをご参照ください。
〇岡山市ホームページ「感染症発生動向(岡山市感染症情報センター)」はこちら
 https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?02cYUUveWa

※この週報は速報性を重視していますので、今後の調査などの結果に応じて、若干の変更が生じることがあります。

◇感染症発生動向調査週報について詳細は下記のホームページをご確認ください。
国立感染症研究所ホームページ「感染症発生動向調査 週報(IDWR)」はこちら
https://mailmag.city.okayama.jp/c.p?12cYUUveWa

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 〇岡山市ホームページ「メールマガジン 岡山市感染症エクスプレス」はこちら
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  • Posted : 2024/06/03
  • Published : 2024/06/03
  • Changed : 2024/06/03
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